今回紹介しますは・・
2001年のアメリカ映画だそうです。
今回はネタばれを含みながらの紹介となります。
大物資産家(?)とその家族の話。
病院に借りがあったり、将軍とかと並べられるほど社会的地位を持つロイヤル。
35歳で家を購入し、妻と3人の子を設ける・・
が、ロイヤルの道楽が過ぎたのか妻に家を追い出されます。
追い出した妻、エセルは3人の子供を天才に育て上げ・・
チャスは経済、マーゴットは舞台の脚本、リッチーはテニスにそれぞれ10歳前後で成功。
ただロイヤルとの他愛のない触れ合い、兄弟関係などでそれぞれねじ曲がって育っていってしまいます。
別居したものの二人は離婚はせずに22年が経過。
かつてチャスとのゲーム中の裏切りで恨みを買ったロイヤルは経済に秀でる息子に経済的に追い込まれてホテル暮らしの後に破産。
そんな中、妻に会計士のヘンリーが求婚していると使用人のパコダから報告を受けるところから状況が始まります。
「なんかムカつく」
全く会っていないものの妻に手を出されることに腹を立てたロイヤルは何とか妻の気を引くために勢いで自分の寿命が残りわずかであると嘘をつきます。
一方、テネンバウム家の家には飛行機事故で妻を亡くしたチャスが「アパートの防災設備が不十分だ」とその子供、アリとウージと共に帰っており、マーゴットも夫の神経学者と距離を置くためか帰っていました。
父が亡くなることを知ってリッチーもテニスをやめて航海している中、家に帰ります。
死ぬのが近くても家に簡単に入れてもらえないロイヤルですが、リッチーの優しさにつけ込んで家に戻ることに成功します。
そこから家族との関係が修復されていく・・
のを期待?想像?させる流れですが、実際修復できたのはチャスとの関係だけで、エセルとは結局離婚します。
この物語の主軸として上記の「家族の関係性の再構築」とは別にマーゴットとリッチーとの恋愛が描かれようとしています。
二人は兄弟ですが、マーゴットは養子です。
だからok。
いやいやいや(苦笑)
血がつながらないとはいえ兄弟というところとマーゴットの恋愛遍歴もあり、共感しにくい流れでした。
ちなみにマーゴットの恋愛遍歴を知ったリッチーは自殺未遂を起こします。
好きだった人のイメージが壊れた時のあるある。
こう改めて書いてみて思うのは作品としては情報量が多くてわかりにくく、そういう意味では何度か見ると味が出てくる作品なのかもしれません。