最近はネカフェに少し入り浸りたくなる時があるのです。
あまりこれってすごい読みたいマンガがある訳でもないけど、なんか違う世界観に浸っていたくなる今日この頃。
今回はネカフェで見つけたわけではないけど、昨年のちょうどシーズン頃に記事でピックアップされていて気になっていたのをネカフェで見つけて一気読みしてしまったので書いておこうかと・・
それが ブラックナイトパレード 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)
「荒川アンダーザブリッジ」、「聖☆おにいさん」でも有名な作者さんが2016年から描かれている作品で、この記事を書いている時点では連載中。
最初名前見た時はこっちを思い出しました(笑)
あらすじとしては冴えないコンビニの深夜バイトの主人公がいつも仕事を押し付けてくるバイト仲間の内定に内心ショックを受けながらも、お祝いに買おうとしたコンビニのケーキをなんやかんや不幸が連なり、廃品になったところを持ち帰ってしまったことから展開していきます。
大学受験はうまくいかず、就職もうまくいかない、内定が決まったチャラいバイト仲間はかわいい彼女とクリスマスデートのために仕事を押し付けてくる、コンビニの店長には廃品を持って帰ろうとしていたと勘違いされて叱られる・・
なかなかに悲惨な状況でアパートの前に来ていたホルモン屋台に珍しがって入ってみると、黒いサンタ帽をかぶった男が煮込みを作りながらクリスマスの話をし始めます。
「良い子のところには赤いサンタクロース、悪い子のところには黒いサンタクロースが」
彼は黒いサンタクロース、廃品ケーキを持ち帰った「悪い子」の主人公を目当てにやってきたのでした。
黒いサンタクロースは悪い子には臓物、石炭を投げつけると言われますが、彼が主人公に与えたのは黒いサンタクロースとして働く「内定」でした。
主人公が黒いサンタクロースに雇われ、黒いサンタクロースとしての不思議な業務や、そこで出会った個性の強い人々とのやり取りは荒川アンダーザブリッジのギャグを思い出させるところもありますが、隠された真実がストーリーが進むにつれ過去へ解き明かされるミステリー要素や、サンタクロースを良しとしない者たちとのバトル要素もあり、読んでいてとても引き付けられる内容でした。
因みにですが、黒いサンタクロースは実際ドイツの方で伝承としてある様です。
クリスマスからはだいぶ経って来て、少し暖かくもなってきましたが、寒い内に読んでおくと臨場感があっていいかもしれませんね。オススメです。