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ククルス・ドアンの島を映画版とテレビ版と比較してみた

実は趣味の記事を書いている場合ではない気もするが、このような時間も大事にせねばと思い、キーボードを前にしている。

 

以前、長々とガンダムについて記事を書いたのですが↓

そこで「ククルス・ドアンの島は映画にないよ」と書いたのが、まさかその半年後に映画化しているとは思ってもいなかった!

 

ちなみに私がククルス・ドアンを知ったきっかけはというと、

ゲームボーイアドバンスの「SDガンダム GGENERATION ADVANCE」なんですが、

これがなかなかストーリーがうまくミックスされてて良いのですよ。

 

ネタバレになるけど、このゲームにククルス・ドアンが出てて、味方で使えるんです。

で、「モビルスーツでの格闘戦」つながりでハイパーモードを会得します(?)

金色のザクで敵をわんさか倒したもんです。今考えるとすごいな。

 

そんな自分の中では明鏡止水の心得を持つドアンさんの映画を先日見まして、「テレビ版(15話)は逆にどうだったのか?」という疑問の元、比較を行ってみたいというのが、今回の記事であります。テレビ版に対して映画版の尺はシンプルに4倍になっているので、テレビ版を基本としつつ、どう肉付けされていったのかという形で見ていきます。

 

まずテレビ版の概要を見ますと・・

アムロが味方の救援のために島へ行く

②ドアンのザクと遭遇するが敗北

③命は助けられるが、搭乗機を隠され、ドアンとドアンを慕う子供たちと会う。

④ドアンを追手(?)と遭遇し・・

⑤結末

というのが、基本の流れ。結末はぜひ見てみてくださいな。

 

そこに映画版の追加ポイントをまとめてみるとこんな感じ。

・裏で進行している大局的ストーリー

ククルス・ドアンの過去

・テレビシリーズ他の回における名シーンの回想

アムロと子供たちのふれあいの深さ

・子供の数

・敵の数とその背景

・援軍の数

 

と、大体こんな感じ。

 ここからは感想ですが、この映画は割とガンダムに親しみがない人でも見やすい作品になっているなと思いました。

 ガンダムシリーズ特有の「ニュータイプ」なんてワードとしても出てこないし、増えた子供たち同士だったり、アムロやドアンとの関係性の描写はハートフルで、島での生活ぶりも戦争の重々しさを滲ませない明るさで描かれています。

 その反面、戦争は大局を揺るがしかねない策略が練られており、そのカギが実は島の中に隠されている。。というのも島に精鋭部隊が送られる説得力がありますね。

 テレビ版の敵は恐らくドアンの追手ではあると思いますが、通信の描写とかもなかったので、映画版では良い感じに置き換えられてるのかなとは思いました。

 追加ポイントが多いせいか、状況とか「え、なんで?」みたいなポイントも散見されるのは間違いないんだけど、粗探しになっちゃうので、それ以外で一つだけ言いたい。

リュウさんの存在は消さない方向にはならなかったのかな。。代わりにスレッガーさんとか出てたけどね。アムロとカイ以外のキャストほとんど変わっているし、絵も綺麗になってるから、ちょっと古い方知ってると逆に親しみ沸きにくかったかも。

 でも、昨今よくある「原型を裏切る形」にはなっていないのは大きく評価したい。

 

結局何が言いたいかというと「両方見たらおもしろいよ?」ってことですね(なんだそれ

布教的観点でいうと「ファーストガンダムに興味あるけどどれから見ればいいかな?」って人にはオススメしてもいいかなと思います。初めてのファーストガンダムシリーズにどうでしょう?