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翔んで埼玉

 映画のことを書くのは少し久々?

割と話題になった最近の作品を今回は観てみました。

翔んで埼玉

翔んで埼玉

  • 発売日: 2019/09/11
  • メディア: Prime Video
 

 上映は2019年2月。当時は埼玉に住んでいたこともあり、

「これを見るのは埼玉県人の義務だ。」

と上司からパワーワードを受けるも、結局は上映中に見る事はなかった作品である。

気になってはいたし、良い機会なので見る事にしたのです。

 

 物語は埼玉から結納に東京へ向かう家族がラジオで聴く「ある伝説」が描写されながら展開していく。

 ドラマの世界は出身地で格付けがされ、通行手形がなければ埼玉から東京にも行けず、その貧富と差別は激しいものだった。そんな激しい差別の中、選ばれた都民の学校にアメリカ帰りの麻美麗(GACKT)が転校したことからその伝説は始まった。

 その学校には具合の悪い埼玉県民に対し、「草を食べておけば治る」と豪語する壇之浦百美(二階堂ふみ)が都知事の息子である権威も振りかざしながら生徒会長として鎮座していた。

 百美が罵声を浴びせていた埼玉県民を麗が救ったことで、二人は東京の地域毎の空気を嗅ぎ分けるといった珍妙な勝負をすることとなる。仕掛けたくせに敗れた百美を抱きかかえる麗、なんだかよくわからないけどキスをする二人(BL)、その後に麗が埼玉を開放するための使者であったことが発覚し、物語は東京vs埼玉に千葉、群馬、神奈川も巻き込んだ大きな戦いに発展していく・・

 

 ところどころにあるローカルネタが本当に埼玉の人にしかわからないのかと思うのですが、この如何にもな偏見感がまた面白い。池袋は埼玉の植民地とか、浦和と大宮に挟まれる与野とか実際、身近でネタにされていた記憶もあります。

 全体としては埼玉に限らず、郷土愛を持とうと行ったテーマで最終的に統計データで埼玉の良さをアピールしてるのはとても良かったと思います。

 結局、埼玉何もないってことになってたけどね。個人的には住みやすかったですよ。もっとも郷土愛って話になるといろいろ移り住んでいるので、どこが故郷なのかってあまりちゃんと言えないから、こういうの見るとやや寂しいけどね。どこか地元と呼べる場所を持ちたいものです。